矢吹教会の歴史

 

 

矢吹伝道所の創立

第二次世界大戦が終わってまだ間もない1945年12月18日、須賀川教会の本川直躬牧師らによって「日本基督教団 矢吹伝道所」が創立されました。これより矢吹の地においてのキリスト教伝道の歩みが始まります。初めは会堂もなかったので矢吹町農業所の二階を間借りし、僅かばかり芋と数本のローソクを囲んでの聖書研究会を守っていました。
 1949年には本川牧師に加えてアイリン・アンダーソン宣教師の支援によって伝道の輪は広がりを見せ、その翌々年には初めての教会堂を矢吹の町に建てるに至りました。

ラクーア伝道と矢吹教会

1954年、当時日本各地で伝道活動を展開していたローレンス・ラクーア宣教師たちによる”ラクーア伝道”のセンター(拠点)に矢吹教会が指定され、多くの宣教師や国内の牧師、神学生が矢吹教会の発展のために尽力していきます。そんな多くの祈りと支えの中、会員一同の信仰の深まりと共に教勢も伸びていき、1956年、伝道所から念願であった第二種教会に指定され「日本基督教団 矢吹教会」を設立しました。
 1958年には丹誠牧師を主任牧師として招き、また翌年1959年には現在の場所に新会堂を建設するなど、自給教会へと着実に成長していきました。この会堂建築もラクーア伝道を通しての海外からの援助によって実現した業でした。

教会の業の広がり

1961年、聖和幼稚園(現在の認定こども園ポプラの木)が開園となり、矢吹教会はより地域と密接した教会となりました。教会と幼稚園の両輪の歩みは、その後歴代の牧師たちへと引き継がれ現在に至っています。

新礼拝堂建築

2007年、会堂の老朽化を受け、屋根と外壁の改修工事が行われました。しかし依然と進む老朽化に加え、2011年3月11日の東日本大震災により基礎部分へとダメージを受けたこともあり、2015年度教会定期総会にて新礼拝堂建築に取り組むことを決議しました。そして2019年10月、多くの支えと祈りを受け、現在の会堂の姿になりました。

→→ 新礼拝堂建築の経緯